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» 2016年01月19日 16時25分 UPDATE

構造改革をオフィスにも:社食の利用者が急増 ソニーが本社食堂をリニューアル (1/2)

業績上向きのソニーが品川本社の社員食堂を2015年5月にリニューアル。社員同士のコミュニケーションを活性化させたいなどの狙いがあるという。

[伏見学,ITmedia]

 長らく低迷が続いたソニーが再浮上する兆しが見え始めている。

 昨年10月29日に発表した2015年度4〜9月期の連結決算では、売上高が前年同期比0.3%減の3兆7008億円とほぼ横ばい、営業利益は前年同期の158億円の赤字から一気に1849億円の黒字となった。要因には前年に計上されていたMC(モバイル・コミュニケーション)事業の減損1760億円がなくなったことに加えて、G&NS(ゲーム&ネットワークサービス)事業やデバイス事業などの収益改善が図られたことがある。

 2015年度3月期通期の業績予想は、営業利益が前期から4.7倍の3200億円、純利益は前期が1260億円の赤字だったのに対し、1400億円の黒字を見込んでいる。

 このような業績回復の背景には、ソニーグループ全体で進めてきた構造改革がある。そうした中、2014年度をめどに収益面で一定の成果が表れてきたことを受け、次なる成長を見据えた投資として同社はオフィス内での改革にシフトを始めているという。

sony02_mf.jpgsony01_mf.jpg ソニーが食堂をリニューアル。和食レストランエリア(写真右)をビュッフェスタイルにしたら利用者が急増した

 その一環として、昨年5月に東京・品川の本社ビル12階にある社員食堂を全面リニューアルした。4000平米のスペースに計1200座席を用意する新たな食堂は、現在一日あたり4500人が利用する。リニューアルにあたって特にこだわった点は「社員間のコミュニケーション」「社内交流」「グローバル対応」の強化だ。

 ソニーグループの総務や人事、経理業務を担当する子会社、ソニーコーポレートサービスで企画管理部 統括部長を務める白石憲一氏は「メールやテレビ会議などの普及によって社員間での対面的なコミュニケーションの機会が少なくなっていたのが課題だった。そこで社員同士が集まり、アイデアを出し合うような環境を整備することが重要だと考えた」と説明する。また、グローバル対応については、外国人社員が増えていることや、来社する顧客などにも外国人が少なくないことから、例えば、メニューを英語表記にしたり、ベジタリアン向けの食材を用意したりした。

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