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» 2016年07月30日 07時00分 UPDATE

「真田丸」を100倍楽しむ小話:これぞ武士! 知将・大谷吉継と家臣との感動秘話 (1/2)

豊臣家きっての知将だった大谷吉継。関ヶ原の戦いで命を落としてしまうのですが、吉継には感動的な逸話がたくさんあります。

[ITmedia]

「真田丸」を100倍楽しむ小話

この連載では、歴ドル&信州上田観光大使を務める小日向えりさんとともに、NHKの大河ドラマ「真田丸」に登場する人物、あるいは名シーンなどを取り上げて、よりドラマを楽しめるような情報や小ネタをお伝えしていきます。連載バックナンバーはこちら


編集部F: 先週(7月24日)の放送で、片岡愛之助さんが演じる大谷吉継がしきりに腕などを気にしていました。いよいよ来たかと思いましたね。

関ヶ原の戦いで大谷吉継が陣を構えた場所には顔パネルがあります 関ヶ原の戦いで大谷吉継が陣を構えた場所には顔パネルがあります

小日向: 『真田丸』で最初に吉継が登場したときに驚いたのは、顔などに布を巻いていなかったことです。吉継と言えば皮膚の病を患っていて、それを隠すために必ずと言っていいほどそのように描かれているからです。それなのに素顔で元気な姿でした。

編集部F: けれども、今後はどうなるか分かりませんね。

小日向: 真田丸の時代考証を担当する平山優先生によると、信用ある資料にはどこにも吉継が病気だと書かれていないそうです。そのようにお話されていました。

編集部F: 真田丸でもそれを踏襲したのかもしれませんね。吉継ってどのような人物だったのでしょうか?

小日向: やはり知将として有名ですよね。豊臣秀吉が100万の兵を指揮させてみたいと言ったほどです。あとは、石田三成と深い友情があり、三成が唯一目を合せて話す相手かもしれません(笑)。三成の人望のなさを吉継が幾度となくフォローしていた印象があります。

編集部F: 知将を表すエピソードはありますか?

小日向: 歴史上の出来事というのではないのですが、以前、関ヶ原の戦いの跡地に訪れたとき、吉継の陣地に行くと、明らかに小早川秀秋の攻撃を意識した布陣になっていました。つまり、秀秋がいた松尾山の方を向いて備えているのです。きっと吉継は秀秋の裏切りにいち早く感づいていたのだなと思いました。

編集部F: なるほど。それでも食い止められなかったのは無念でしょうね。

小日向: 知将とは関係ありませんが、吉継にまつわるエピソードで好きなのは、側近の湯浅五助との美談です。

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