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インタビュー
» 2018年11月07日 08時07分 公開

水曜インタビュー劇場(情報公演):岡山のスーパーが、膨大なデータを分析するワケ (1/6)

岡山のスーパー「マルイ」が、ちょっと面白いことをしている。店舗の客数、売り上げ、単価などをリアルタイムで知ることができ、次の一手を考えているのだ。なぜ膨大なデータを分析しているのかというと……。

[土肥義則,ITmedia]

 岡山県津山市に本社を構えるスーパーが、ちょっと面白い取り組みをしている。その名は「マルイ」だ。社名を言っても、行ったことも、見たことも、聞いたこともない人が多いかもしれないので、簡単に紹介しよう。

 マルイは1931年(昭和6年)に食料品店として産声をあげた。ちなみに、日本で初めて「セルフサービス方式」を導入したのは紀ノ国屋で、53年(昭和28年)のことである。セルフサービスとは、買い物カゴが備えられていて、商品に値段が表示されていて、レジがあることを意味する。「なんだよ、スーパーのことじゃないか」と思われたかもしれないが、その通りである。

岡山と鳥取で展開するスーパー「マルイ」は1958年に、セルフサービス方式を導入した。写真はマルイ高野店

 というわけで、「日本で初めてのスーパーはどこ?」と聞かれたら、正解は「紀ノ国屋」である。そんな雑学を紹介しながら、話を戻す。いまでは当たり前のように感じるが、マルイは58年にセルフサービスを導入する。当時、全国で7番目、西日本では第一号というスピードだったのだ。

 2018年4月末時点、マルイは岡山と鳥取に24店舗を構える。売上高は254億円で、従業員は1400人。典型的な地域密着型のスーパーは、どんな取り組みを始めたのか。キーワードは「可視化」である。同社の松田欣也社長と中山益文常務に話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

マルイ高野店では総菜コーナーが充実している
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