民間の研究所が2万人を対象に行った調査によると、通勤時間の平均は49分。40分以上60分未満が27.4%、60分以上90分未満が27.2%で、3割近い人が1時間以上も超満員電車に耐えているのです(ザイマックス不動産総合研究所より抜粋し、要約)。
さらに、
など、通勤時のストレスが仕事にも影響を及ぼすことが分かりました。
不思議なのは、こんなにも日本の通勤はストレスを与えるのに、実は通勤時間に関する調査研究は日本ではほとんど行われていないのです。最近になってやっと「通勤時の混雑具合とストレスの関係性」を客観的データに基づいて調査する研究が出てきましたが、対象者が少ないので「これだ!」というエビデンスは得られていないのが現状です。
一方、欧州では1990年代後半から調査研究が蓄積され、さまざまな知見が得られてきました。
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