MM総研の調査によると、中古スマホ市場は右肩上がり。2020年度の中古スマホ販売台数は185万台、前年度比13.5%増で過去最高を記録したが、25年には販売台数が268万台に上る見込みだという。
そんな中、NTTドコモは3月23日から、同社認定リユース品「docomo Certified」の取り扱いを開始した。
ドコモオンラインショップで、ドコモ認定リユース品「docomo Certified」の取り扱いが始まっている
docomo Certifiedの端末は、ドコモの検査基準をクリアした高品質な中古端末だ。初期化され、基本機能の動作確認や外装のクリーニングも実施済み。バッテリー容量は80%以上のものが選ばれている。30日間保証が付いており、受取から30日間の故障は郵送で交換する。また、「ケータイ補償サービス」(月額550円)に加入でき、紛失や保証外の破損にも対応する。ただし、メーカー保証はない。提供されているiPhoneは、Apple認定整備済製品でもないが、AppleまたはApple正規サービスプロバイダで有償修理を受けられるようになっている。
KDDI、ソフトバンクは、ドコモよりも早く認定中古端末を取り扱っている。細かい部分ではサービス内容に差があるが、いずれもキャリアが品質を保証し、バッテリー容量は80%以上の良品を扱っていることは同じだ。
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