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» 2004年06月23日 20時25分 UPDATE

BEAとアイログがビジネスルール管理分野で協業

BEAとアイログがビジネスルール管理分野で協業した。「ILOG Control」が無償提供され、WebLogic Workshop上でドラッグ&ドロップすることによって、JRulesの機能をWebLogic Workshopのプロセスワークフローに統合できるようになるという。

[浅井英二,ITmedia]

 6月21日、BEA Systemsは「SOA」(サービス指向アーキテクチャ)の普及を加速すべく、ビジネスルールテクノロジーベンダーであるILOGと提携し、国内においても新しいソリューションのマーケティングおよび販売で協業していくことを明らかにした。

 「ILOG JRules」は、ビジネスルールの設定や変更を自然言語によって柔軟に行うことができるビジネスルール管理システム(BRMS)。企業内でさまざまなシステムに組み込まれているビジネスルールをJRulesに一元化することによって、顧客のステータスや製品情報、料金、サービスに関するビジネスプロセスを一括管理することができる。

 金融や保険、通信といった業界では、何千にも上る複雑で絶えず変更が加えられるビジネスルールを効率的に管理する必要がある。例えば、リスク分散型の自動車保険ではこうだ。年齢層、既婚/未婚、車種、地域、事故歴、違反歴などによって引き受ける金額が細かく違うし、当然のことだが、これらの条件は変動する。ソフトウェアコーディングによる手法では事実上不可能といえるし、「BEA WebLogic Workshop」のようなBPM機能を搭載したアプリケーション開発フレームワークを利用しても自ずと限界はある。JRulesであれば、表計算スタイルの表組みに年齢層や既婚/未婚などの条件と保険金額を入力すればプロセスを自動化できるほか、ルールの変更もまるでExcelを修正するのに近い。

 かつて人工知能がブームとなったが、そのころからAIエンジンとして名を知られたILOGは、ビジネスプロセスの自動化という新しいフィールドを得て、大きな成功を収めている。ガードナーはビジネスルールエンジン分野のマジッククアドラントでリーダーとして位置づけているし、ビジネス的にも北米市場では大きく売り上げを伸ばしているという。

 今回の提携では、「ILOG Control」と呼ばれるコネクタがILOGから無償提供され、WebLogic Workshop上でドラッグ&ドロップすることによって、JRulesの機能をWebLogic Workshopのプロセスワークフローに統合できるようになるという。

 日本BEAシステムズのロバート・スチーブンソン社長は、「企業には変化に迅速かつ効果的に対応できる柔軟性を備えたシステムが必要。ILOG JRulesによってWebLogic Workshopを利用する開発者らがエンタープライズ規模の視野や簡単な統合方法が手に入れられる」と話している。

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