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» 2005年01月08日 23時30分 UPDATE

dev blog/CMS月刊「XOOPSコミュニティ通信」――1月号

XOOPSは2004年12月、マイナーバージョンアップを繰り返して現在、2.0.9.2で落ち着いた。XOOPS日本公式サイトでは、1万人の登録ユーザーが間近となっている。今回は、アップデートの必要性にも触れてみた。

[坂井 恵,ITmedia]

 みなさん、明けましておめでとうございます。2004年、XOOPSにとっては「普及の年」でした。2005年はこの広がりをベースにした「XOOPS定着の年」となることでしょう。

 さて、2004年締めくくりの12月も、XOOPS日本公式サイトは活発に動き続けていました。

12月19日、公式サイト登録ユーザーが9500人達成

 XOOPS日本公式サイトの要録ユーザー数が2004年12月19日には9500人を超えました。1万人目前です。このペースでいくと、1月の中〜下旬には到達する見込みで、超えたとたんに何かが変わるというわけでもないのですが、XOOPSファンの仲間が大台に乗るというのはうれしいものです(XOOPS日本公式サイト参照先)。

新バージョンが続々とリリースされた12月後半

 12月後半にバージョン2.0.9〜2.0.9.2までのバージョンが相次いでリリースされました。

 いずれもセキュリティ関係の重要な修正が含まれているので、XOOPSでサイトを運営されている人はすみやかに最新バージョンへのアップグレードをおすすめします。本稿執筆時点での最新バージョンは「2.0.9.2」です。

12月26日、バージョン2.0.9公開

 XOOPSバージョン2.0.9が12月26日に公開されました(XOOPS日本公式サイト参照先ニュース同フォーラムスレッド)。

 セキュリティ関連の問題が修正されたのですが、さらに別の問題が存在していたため、すぐに「2.0.9a」が公開されました。

12月28日、バージョン2.0.9a公開

 12月26日に公開されたバージョン2.0.9には、メールのFROMヘッダが文字化けしてしまうなどの不具合がありました。

 XOOPS日本公式サイトでは、本家(英語)開発チームの対応を待たず、いち早く日本国内向けに対応したバージョンをリリースすることにしました。そのため、最後に「a」が付く変則的なバージョンとなっています。このバージョンはすでに最新ではありません(XOOPS日本公式サイト参照先ニュース同フォーラムスレッド)。

12月30日、バージョン2.0.9.1公開

 このバージョンは、いったんリリースされたものですが、米国開発チーム内で意思疎通に行き違いがあったようで、すぐにリリースが取り下げされました(XOOPS日本公式サイト参照先)。このため、2.0.9.1というバージョンは欠番となります。

12月30日、現在最新のバージョン2.0.9.2公開

 セキュリティ上の重要な修正を含んだバージョンです。2005年1月7日現在、最新バージョンになります。XOOPSサイトを公開しているすべての人はアップグレードを強くおすすめします(XOOPS日本公式サイト参照先ニュース同フォーラムスレッド)。

 XOOPSの利用法もさまざまです。ここでは、12月に日本公式サイトで話題になったなかから3つ紹介しましょう。

OpenBlockSへのXOOPSインストールは?

 「手のひらサイズのマイクロサーバ」のキャッチコピーで有名な、ぷらっとホームのOpenBlockSでXOOPSを動作させてみたという報告がありました(XOOPS日本公式サイト参照先)。さすがに「かなり処理が重い」ようです。以前には、「リナザウ」で動作させようとしている方がいましたが、その時はフォーラム上では結果が分からないまま話題のスレッドが消えてしまいました。残念。

 リナザウでXOOPSを動作させてみた方、ぜひXOOPS日本公式サイトにレポートを。

ユニークな禁煙カウンターモジュール

 禁煙をしたいがなかなか踏み切れなかったり、いつも途中で挫折してしまう人は多いことと思います。

 そんな人向けに「禁煙のモチベーション維持に役立つ情報」を表示してくれるモジュールが有志から公開されました(XOOPS日本公式サイト参照先)。さくっと良くできたモジュールで「うまいなぁ」と唸らされました。なお、このモジュールは GPLの他に特別ライセンスが加わっています。配布サイトでの説明をよく読んでご使用ください。

ゴッゴルゴッゴル! 知っている?

 「第1回SEOコンテスト」としてネット界を騒がせていた「ゴッゴル」に、XOOPSでサイトとして参加した人からの報告がありました(XOOPS日本公式サイト参照先)。12月20日に終了した同コンテストで、見事9位を獲得されました。9位といえば、何十万とある該当サイトの中でGoogleの1ページ目です。スゴイですね。

 今年もXOOPS関連のイベントが多く行われる年となりそうです。現時点で予定されているイベントを紹介します。

2月3〜4日、イベント情報「デブサミ 2005」への参加

 「Developers Summit」(通称、デブサミ2005)に、ほかのオープンソースコミュニティと並んでXOOPSコミュニティも出展します。XOOPS日本公式サイトへの案内は近日中に行われると思いますので、サイトの情報にご注目ください。

3月25〜26日、イベント情報「OSC 2005」への参加

 2004年に引き続き「オープンソース・カンファレンス 2005」(通称、OSC2005)に、XOOPSコミュニティも参加します。こちらもまだ先のことなので、XOOPS日本公式サイトへの案内は行われていませんが、今後のアナウンスに注目ください。

ミニTIPS「バージョンアップの必要性」

 XOOPSに限った話ではありませんが、オープンソースソフトウェアを使っていると、ひんぱんにバージョンアップされるため追いかけるのが大変ということがよくあります。あるいは大変だから追いかけるのをやめたという人もいるでしょう。

 なぜつぎつぎとバージョンアップされるのか? 考えてみてください。多くの場合は「新しい機能を追加するから」「おかしなところを直すから」でしょう。

 XOOPSの場合、機能的にはかなり良いところまで達しているので、機能追加のバージョンアップよりも、セキュリティ上の問題を解決するためのバージョンアップが多いのが最近の傾向です。新バージョンで修正された問題点の中には、時に、サイトの管理者権限を乗っ取れるものが含まれることもあります。

 つまりXOOPSでサイトを公開しているすべての人にとって、XOOPSを最新バージョンに保つことは必須といって良いでしょう。

 それでもXOOPSは「プログラム」ですから、完璧であることはまずあり得ません。未発見のセキュリティホールが残っている可能性だってあるわけです。そんな時に頼りになるモジュールのひとつが、GIJOE氏作の「XOOPS Protector」です(XOOPS日本公式サイト参照先)。

 XSS、SQL Injectionなどさまざまな攻撃から公開しているXOOPSサイトを守ってくれます。サイトの安全度をより高めるために、すべてのXOOPSユーザに強く推薦したいモジュールです(こちらもXOOPS本体と同様、常に最新版をチェックするようにしましょう)。

 公開しているあなたのサイトは常に、悪意を持った人から自由に攻撃できる場所に置かれているということを忘れてはなりません。

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