神戸情報大学院大学がOSDLに参加

連日のように報道されるOSDL関連のニュースだが、今日は日本で4校めとなる大学メンバーの参加が発表された。

» 2005年01月19日 10時45分 公開
[ITmedia]

 オープン・ソース・デベロップメント・ラボ(OSDL)は1月19日、学校法人コンピュータ総合学園が専門職大学院として2005年4月に神戸市に開校する神戸情報大学院大学が、OSDLに参加することを発表した。「専門職大学院制度」は、研究者ではなく、専門性の高い職業人を育てることを主な目的とし、2003年施行の改正学校教育法によって始まった新しい制度。理論教育だけでなく、現場レベルに即した実務教育を行う点が従来と大きく異なる。

 OSDLは2004年6月から「大学向けメンバーシッププログラム」を開始しており、すでに、東京工科大学、早稲田大学、稚内北星学園、および、マリスト大学、オレゴン州立大学、ポートランド州立大学、スタンフォード大学の米国4校が参加している。神戸情報大学院大学はLinuxワーキンググループに参加予定。

 コンピュータ総合学園が設置し神戸情報大学院大学の母体となる神戸電子専門学校は、1995年からインターネットサーバOS用途としてのLinuxに着目して研究を開始している。また、2003年からは、京阪神地区の行政、企業、学校関係者を対象としたオープンソース技術活用の有効性を探る「オープンソース茶話会」を主宰。加えて、経済産業省がまとめたIT技術者のスキルマップ、ITスキル標準(ITSS)の、オープンソース技術版(ITスペシャリスト部分)を文部科学省予算で作成している。

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