日本SGI、エントリーレベルの可視化システムを発売

日本SGIは可視化システム「Silicon Graphics Prism」ファミリを拡充、エントリーモデルの「Silicon Graphics Prism Deskside」を発売した。価格は180万円から。

» 2005年06月23日 22時31分 公開
[ITmedia]

 日本SGIは6月21日、マルチパイプ・ビジュアライゼーション(可視化)システム「Silicon Graphics Prism」ファミリを拡充、エントリーモデルの「Silicon Graphics Prism Deskside」を発売した。ハイエンドのLinuxサーバ「SGI Altix」シリーズや上位のPrism製品といった製品だけでなく、エントリーレベルまで取りそろえたことで、同社が提唱するビジュアル・コラボレーション環境「VAN」(Visual Area Network)の構築がより手の届く範囲になってきたといえる。

Prism Deskside Silicon Graphics Prism Deskside

 「Silicon Graphics Prism Deskside」はデスクサイドに設置可能なサイズで、CPUにはItanium 2 1.3/1.6GHz(L3キャッシュ3Mバイト)を最大2個、メモリは最大24Gバイト、グラフィックス・パイプラインはATIテクノロジーズのFireGLグラフィックス・プロセッサを採用、同時に4つのフルバンド幅のチャネルが搭載でき、結合された最大1000万ピクセルを表示できる。

 OSにはLinuxベースの「SGI Advanced Linux Environment with SGI ProPack」を採用、従来のIRIXのソフトウェア資産については、ダイナミック・バイナリ・トランスレータの「QuickTransit」により透過的にLinux上で実行できる。

 価格は180万円からで、同社では製造業のCAE(Computer Aided Engineering)や気象モデリング、新薬開発などの市場への展開を狙う。

 なお、同製品は24日まで開催される「産業用バーチャルリアリティ展」(IVR)にデモ機が出展される。

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