goo、RSS利用の新たな事業展開を発表

NTTレゾナントは4日、ポータルサイト「goo」におけるRSSを活用した新たな事業展開を行うと発表した。第一弾としてPCとケータイの連携可能なRSSリーダーの提供を開始する。

» 2005年10月05日 13時17分 公開
[ITmedia]

 NTTレゾナントは10月4日、同社のポータルサイト「goo」においてRSSを活用した新たな事業展開を行なうと発表した(関連記事)。その第一弾として、「goo RSSリーダー」のラインアップを拡充、PCとケータイにそれぞれ対応した新たなRSSリーダーを提供開始するとともに、Web版、ケータイ版双方の連携も可能とした。

 今回のgoo RSSリーダーのラインアップ拡充の柱は2本となっている。

 まず、これまでアプリケーションとして提供してきた「goo RSSリーダー」に加えて、ブラウザから利用可能のWeb版と、NTTドコモのケータイから利用可能なiアプリのRSSリーダーの提供を開始した。Web版は、登録した更新情報のチェックに加え、設定したキーワードに関連するブログ記事の収集などの機能が、マウスのドラッグ&ドロップによって簡単に操作が可能。また、ケータイ版とも記事の共有が図られるため、モバイルで気になる最新情報をチェックすることが可能となる。

 また、既存の「goo RSSリーダー」の機能強化を実施し、Web版、ケータイ版との棲み分けを図る。今後は高機能化を推進、年内を目処に「goo RSSリーダー」から「gooブログ」へ直接投稿できる機能の追加や、Web版やケータイ版との記事の共有を実現する予定という。

 さらにRSSを活用したビジネス展開の第二弾としては、「RSSリーダー向け広告配信サービス」や「RSS自動配信サービス」の提供を予定している。

 RSSリーダー向け広告配信サービスは、RSSリーダーで取得した記事内容に適した広告を表示する広告事業で、具体的な内容などは今後検討を進める。RSS自動配信サービスは、RSS未配信サイトの記事から自動的にRSSを作成や配信ができるサービスであり、2005年度内を目処に提供するという。

 今後の展開としては、goo RSSリーダーの利用拡大を図り、アプリケーションソフト、Web版、ケータイ版を合わせて、今年度末までに100万ユーザーの獲得を目指すと表明された。また、goo内のRSS対応コーナーの拡大も実施、ほかのポータルサイトに先行して積極的にRSSを活用した情報配信を実施するとコメントしている。

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