Microsoft Virtual Server、64ビット対応で拡張性向上

64ビット対応したMicrosoft Virtual Server 2005 R2 日本語版が発表された。仮想化環境をサポートした製品の拡充を推進すべく、IHVやISVらと協業していくことも明らかにされた。

» 2005年12月01日 12時12分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは12月1日、Microsoft Windows Server 2003上で、仮想的なハードウェア環境を実現する「Microsoft Virtual Server 2005 R2 日本語版」を発表した。ボリュームライセンスは当日から、パッケージでは2006年1月20日から販売される。

 Virtual Server 2005 R2は、Windows Server 2003 専用に設計された仮想マシンソリューション。複数のバージョンのOSを1台の物理マシン上で実行し、各OSが独立したコンピュータとして動く。そのため、アプリケーションの移行やサーバ統合などにより、ITシステムの運用効率が高められるほか、より効果的なソフトウェアの開発・テスト環境も実現できるという。

 また、Virtual Server 2005 R2は、大幅にパフォーマンスが改善されただけでなく、Windows Server 2003, x64 Editionsのサポートにより、1台のサーバでより多くの仮想化環境を構築できるようになる。

 今回は、インテルをはじめとするハードウェアパートナーおよびソフトウェアパートナーらと、仮想化環境をサポートした製品の拡充を推進していくことも明らかにしている。賛同企業は以下のとおり。

  • インフォベック
  • FFC
  • OSK
  • オービックビジネスコンサルタント
  • 沖電気工業
  • コンピュータ・アソシエイツ
  • シーイーシー
  • シトリックス・システムズ・ジャパン
  • シマンテック
  • ディーバ
  • デル
  • 東芝
  • トレンドマイクロ
  • 日本電気
  • 日本アイ・ビー・エム
  • 日本ヒューレット・パッカード
  • 日本ユニシス
  • ネットジャパン
  • ピー・シー・エー
  • 日立製作所
  • 富士通

 なお、4CPUまでサポートするMicrosoft Virtual Server 2005 R2 Standard Edition 日本語版の価格が、5ライセンスから購入できるボリュームライセンスで2万200円、パッケージは2万2800円。32CPUまでサポートするMicrosoft Virtual Server 2005 R2 Enterprise Edition 日本語版の価格は、それぞれ4万500円と4万5800円となっている。

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