日本SGIは、英Gordanoと提携し、同社のメッセージングソリューション基盤とするLinuxベースのトータル・コミュニケーション・サービスを国内で提供していくことを発表した。
日本SGIは4月25日、英Gordanoと提携し、同社のメッセージングソリューション「Gordano Messaging Suite」(GMS)の国内独占販売権を取得、GMS日本語版の提供を開始することを明らかにした。
GMSは、すでに世界120カ国以上で2万以上の企業や大学などで採用されているマルチプラットフォーム対応のメッセージングソリューション。メールサーバをはじめスケジューリング、コラボレーション、Webメール、インスタントメッセージング、アーカイビング、アンチウイルス/スパム、モバイル&ワイヤレスなど、メッセージングソリューションに求められる豊富な機能をモジュールとして用意し、任意の機能を選択して導入できる。また、既存環境からの移行を行うための独自ツールも提供している。
日本SGIは、HPC市場を中心としたLinuxソリューションで豊富な実績を持つが、この実績を生かし、セキュリティ、運用支援まで含めたトータルソリューションを提供していく予定。まずは大学、研究機関、製造業などのLinuxシステムの顧客を対象にLinuxをベースとしたトータル・コミュニケーション・サービスを提供していく予定。
日本SGIはコンテンツ・ライフサイクル・マネジメントを実現する新ソリューション体系として「SiliconLIVE!」を掲げている。GMSは同体系においてコンテンツ配信のフェーズを担うものとして位置づけられている。
価格は最小構成で24万円から。
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