NEC、NGNに向けてネットワークソリューション事業を強化

NECはNGNを見据え、企業向けのネットワークソリューション事業を強化。これまでのノウハウを反映した「UNIVERGE ネットワークSI体系」を展開していく。

» 2006年09月04日 15時38分 公開
[ITmedia]

 NECは9月4日、NGN(次世代ネットワーク)を見据え、企業向けのネットワークソリューション事業を強化することを発表した。これまで蓄積してきたシステム構築手法やノウハウを反映した「UNIVERGE ネットワークSI体系」として展開していく。

 同社によると、経営と情報システムの一体化が進むにつれ、それを支える企業ネットワークにも、より高い信頼性や最適な帯域保証、セキュリティといったさまざまな要件が求められるようになっている。UNIVERGE ネットワークSI体系はそうした課題の解決に向けてまとめられたもので、NGNの活用を見据えつつ、企業向けのネットワークソリューションを提供していくという。

 同体系は、主に2つの柱から構成されている。「デザインアーキテクチャ」は、システム構築手法を体系化したガイドラインのほか、基本構成要素の部品化設計のテンプレート化などによってノウハウを具現化したもので、各種設計重宝や設定条件などを自動的に生成するSIツールや無線LAN基地局の設計シミュレータといったツール類も含まれている。もう1つの「SIマネージメント標準」では、提案、計画から設計、試験、出荷といった各工程におけるベストプラクティスを体系化し、成果物の均質化などを図った。

 NECではUNIVERGE ネットワークSI体系の確立に合わせ、国内ではシステムエンジニアと保守要員を合わせて約7000名体制、グローバルでは約1万名の体制で、NGN対応のネットワークを企業顧客に提供していくという。

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