バンダイナムコは挑む――開拓! ブログを使って主婦層に新ビジネスを(後編)Webマスターが変える 企業サイトの「秘力」(2/2 ページ)

» 2007年07月27日 06時00分 公開
[岡崎勝己,アイティセレクト]
前のページへ 1|2       

「みのりちゃん」のビジネスでも確かな手ごたえ

 「きずなstyle」は開設から1年半。主婦からの評価を高め、リピーターを増やしてきた。「新事業の足がかりとして手ごたえを感じている」と浜名氏がいうように、すでに「みのりちゃん」に関心を持つ企業からキャラクター利用に関する問い合わせが寄せられている。気になる絵本の販売部数は、2006年2月に発売した『みのりちゃんのすてきなおうち』が1900部、同11月に発売した『みのりちゃんのみんなでごはん』が1400部ほど。ここで得たノウハウは今後、主婦や幼児向けのWebサイトを開設する際に、さまざまな形で活用できるとにらんでいる。

『みのりちゃんのすてきなおうち』(右手前)と『みのりちゃんのみんなでごはん』(左奥)それぞれの売れ行きも好調だ。

 バンダイナムコは近く、Webサイトの運用の仕方やコンテンツの内容を改めて見直す方針だという。「単なるゲーム会社という当社の企業イメージを刷新したい」(浜野氏)というのがその理由だ。「きずなstyle」は、同社の新たな側面を切り開く存在になろうとしているのかもしれない(「月刊アイティセレクト」8月号の特集「『持ち腐れ』の企業サイトに喝! Webマスターが変えるマーケティングの底力」より。Web用に再編集した)。

前のページへ 1|2       

Copyright© 2011 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ