Symbian、ARMのマルチコアプロセッサをサポート

Symbianは、ARMの新型プロセッサ「ARM Cortex-A9 MPCore」をサポートする。2010年に同プロセッサ搭載のスマートフォンが発売される見込みだ。

» 2007年10月09日 12時23分 公開
[ITmedia]

 英Symbianは、携帯電話向けOS「Symbian OS」で英ARMの対称型マルチプロセッサ(SMP)「ARM Cortex-A9 MPCore」をサポートすると発表した。同プロセッサ搭載のスマートフォンは、2010年ごろに発売される見込みだという。

 ARM Cortex-A9 MPCoreは、10月4日にARMが発表したモバイルや車載端末、組み込み機器向けのプロセッサシリーズ「Cortex-A9」のマルチコアモデル。ARMが2005年から投入する「ARM MPCore」アーキテクチャーを採用した最新モデルで、従来モデルよりも低消費電力化が図られている。

 今回のサポートにより、複数の機能を統合したコンバージェンス端末では、Symbian OSが複数のコアの電源オン・オフを個別に切り替えることができ、アプリケーションの利用状況に合わせて効率的なバッテリ管理が可能になるという。

 Symbainでは、Symbian OSのカーネルおよびデバイスドライバでマルチプロセッサをサポートするほか、Symbian OS開発ツールのARM Cortex-A9 MPCore対応化、Cortex-A9を使用したSymbian OSの動作検証などを進めていくとしている。

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