CTC、Dynamics CRMを利用した統合型ソリューションを提供

CTCは、マイクロソフトのCRMアプリケーションを利用して、特定業種向けのCRMソリューション構築に取り組んでいく。

» 2007年11月07日 16時19分 公開
[ITmedia]

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、マイクロソフトのCRM(顧客情報管理)アプリケーションである「Microsoft Dynamics CRM 3.0(以下 Dynamics CRM)」をベースに、CRMやコンタクトセンターシステムの開発・構築を短期間で実現するCRMソリューション「Powerful CRM」を開発、11月6日から販売を開始した。製造業やサービス業を中心に、1年間で1000クライアントのライセンス販売を目指す。

 Powerful CRMは、Dynamics CRMをベースにCTCが独自開発した業種テンプレートや業務テンプレートを組み込んだ統合型CRMソリューション。営業業務やコンタクトセンター業務、保守・サービス業務、マーケティング業務などで必要となる機能や情報に対応している。

 コンタクトセンターでの利用では、CTI(Computer Telephony Integration)や電子メールと連携するマルチチャネルにも対応可能。またCTCが取り扱う主要ベンダー製の構内交換機(PBX)、音声応答装置(IVR)、通話録音装置、サーバ、ネットワークなどの各種ハードウェア製品との組み合わせによって、トータルソリューションを短期間かつワンストップで提供できるとしている。さらにカスタマイズによって、ユーザーの業務内容に合わせて画面やワークフローを柔軟に変更することもできるという。

 CTCは、製造業向けテンプレートから提供を開始し、順次、ほかの業種向けテンプレートを提供する予定。さらに、BI/DWHソリューション、セキュリティソリューションなどと連携した強固な戦略情報システムの提案も推進していく。

 マイクロソフトは、こうしたソリューションの開発・拡張に当たり、Dynamics CRMや連携する各種サーバ製品(SQL Server、BizTalk Server、Exchange Serverなど)を含めた包括的な技術支援を行うとともに、各種イベント・セミナーを通じてCRMシステムの導入促進、定着化を支援する。

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