コミュニティーとの相利共生を図るSF.JP、Google Adsenseなどを開放

SourceForge.JPは、各プロジェクトWiki内におけるGoogle AdsenseとAmazon.co.jpアフィリエイトリンク設置を無償で開放した。

» 2008年02月20日 15時00分 公開
[ITmedia]

 OSDNは2月20日、日本最大のオープンソースソフトウェア(OSS)の開発サイトであるSourceForge.JPで、各プロジェクトWiki内におけるGoogle AdsenseとAmazon.co.jpアフィリエイトリンク設置を無償で開放した。

 今回の措置により、SourceForge.JPでプロジェクトを運営するユーザーは、プロジェクトWiki内の任意のページ/場所に自身のIDでのGoogle Adsense、Amazon.co.jpアフィリエイトリンクを設置可能となった。

 これまで、プロジェクトWebでは広告の貼り付けは原則禁止となっていた。これは、広告収益を得る機会をOSDNが独占的に利用、OSDNはOSS開発に必要なリソースを無償でユーザーに提供することで日本国内のオープンソース活動を支援するというスタンスを貫いていたため。今回の措置は、オープンソース活動へのモチベーション向上、およびコミュニティーにおける相利共生の関係をより強固なものにするためとみられる。

 OSDN代表取締役社長の佐渡秀治氏は、「Google Adsenseなどの広告プログラムをユーザーへ開放することで、文書整備や翻訳といった地道なボランティア作業に対しても収益が還元されることを重視した」と話している。

 なお、今回のアップデートでは、Google Adsense/Amazon.co.jpアフィリエイトの追加をはじめとするプロジェクトWikiの機能強化のほか、プロジェクトページや外部のブログ、Wikiなどに最新のリリース一覧を表示するためのファイルリリースウィジットなども用意された。

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