企業におけるSkype利用を促進するため、運営母体は次の5点に取り組む必要がある。
Skypeのインストールパッケージはスクリプトで制御可能なので、管理者がログインスクリプトからソフトウェアを実装することができるが、「.msi」ファイルが使えればエンタープライズ実装ツールとの適合性はさらに高くなる。
Active Directory Group Policyの管理者用テンプレートは、管理者がネットワーク上でSkypeの振る舞いをコントロールする手助けをしてくれるはずだ。Skypeオプションの一部に対応したテンプレートは間もなくリリースされるが、Skypeクライアントが提供するサービスの中で許可するものや、Skypeの通信方法なども管理者が決定できるようにするべきである。
企業では、会社のリソースを使用できるユーザーを規定することが重要だ。企業顧客に向けた新たなライセンス条項が必要になるかもしれないが、企業がスーパーノード機能をオフにできる改良を施してほしい。
Skypeの振る舞いを抑制する方法はいくつも用意されており、同アプリケーションがむやみやたらと増殖したり、全SkypeクライアントにSOCKSプロキシを要求するなど、あらゆる場所でIDS警告機能を無効化したりといったことは起こらないが、そうしたソリューションを整理し、アピールするための努力がさらに必要だと思われる。
企業顧客を対象にした認証レイヤーをオプションとして提供すれば、Wi-Fi電話のローミングができないといった問題も解消できるだろう。
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