アイログは二酸化炭素の排出量を管理したロジスティクス体制を構築できるソフトウェアを同日から発売すると発表した。
サプライチェーンアプリケーションなどを提供するフランスのIlogの日本法人、アイログは7月17日、都内で記者発表会を開催し、二酸化炭素(CO2)の排出量を管理したロジスティクス体制を構築できるソフトウェアを同日から発売すると発表した。
製品名は「ILOG LogicNet Plus 6.0 XE」。工場、倉庫、配送ラインなどの数や場所、規模、管轄地域などを判断し、どの製品をどの工場でするべきかなどを指定する。導入企業は生産ラインのネットワークを効率化できる。
特徴はサプライチェーン全体で排出するCO2を算出する機能。算出したCO2量を基に、コストやサービスレベルなどをシミュレーションできる。二酸化炭素の削減を迫られたり、原油高騰で輸送コストを削減したりする必要のある製造、物流、小売業者などの利用を想定している。
利用する際は、ERPなどのアプリケーションから同ソフトがデータを受け取り、最適な輸送ルートの算出などを実施する。「頻繁に実行するものではないのでERPなどと密に連携しておく必要はない」という。
LogicNet Plus 6.0 XEは、Ilogが2007年に買収した米LogicToolsの製品をベースにしている。価格は1800万円から。
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