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» 2008年09月02日 11時47分 UPDATE

信用金庫の内部統制対策:地銀60行に実績「内部統制文書化テンプレート」を導入――東京東信用金庫

信用金庫は非上場組織だが、金融機関としてリスクマネジメント体制の拡充を求められている。健全な経営の確保を目的に、独自の内部統制対策が浸透しつつある。

[ITmedia]

金融機関向けのテンプレート

東京、埼玉、千葉を中心に68店舗を持つ東京東信用金庫は、金融機関向け内部統制テンプレートとして実績のある、みずほ情報総研の「内部統制文書化テンプレート」の採用を決定した。金融機関の社会的責任の遂行に向けた活動の一環として、従来よりも一層厳格な内部統制体制を構築することが目的だ。年内には、内部統制文書の文書化に続く設計評価(ウォークスルー)、運用評価(テスティング)の一連の統制業務を一元管理するため、内部統制運用支援システム「SOX Planner」も併せて導入する予定だという。

 「内部統制文書化テンプレート」は、みずほフィナンシャルグループの内部統制対応をもとに金融機関向けに開発したもので、現在同テンプレートを導入している全国の地方銀行等60行以上から、高い評価を得ている。テンプレートには、金融機関の標準的な業務におけるリスクとそれに対するコントロールを例示しており、文書化作業を効率的に実施することができるほか、文書記載のばらつきを一定レベルで抑制することが可能だ。

効率的な内部統制作業を

 効率的な内部統制向けの文書化には、一貫した記述が求められており、業種に関係なく記載のばらつきについては実務レベルにおいて悩みの種の1つだ。単純なテキストをチェックするツールではなく、内部統制での記述、しかも特定の業種向けのテンプレートというものはユーザー企業にとっては作業効率を向上させる意味で、大きな助けとなる。

 信用金庫向けのテンプレートは、地方銀行向けテンプレートを信用金庫向けにカスタマイズしたものであり、みずほ情報総研では、信用金庫に固有の業務である出資金管理や定期積金管理の業務プロセスのひな形も開発中という。同テンプレートは、5金庫への提供が決定している。同社は、現在、内部統制テンプレートおよび内部統制運用支援システムを60金庫以上へ提案中で、2008年度中に25金庫以上への提供を目指している。

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