三京化成、SaaS型のセキュリティ対策を導入 ライセンス料を20%削減

三京化成は、社員のPCのセキュリティを強化し、パターンファイルの更新を一元管理するため、エフセキュアがSaaSで提供するセキュリティソリューションを導入した。

» 2008年12月10日 18時05分 公開
[ITmedia]

 化学工業薬品などの販売を手がける三京化成は、社員のPCのセキュリティの強化と管理の効率化を図るため、エフセキュアがSaaS(サービスとしてのソフトウェア)形式で提供するセキュリティソリューションを導入した。

 導入したのは「プロテクションサービス」。ファイアウォール、侵入防止、アプリケーション制御、スパム制御に対応するセキュリティ対策ソフトウェアと管理ポータルを提供する。

 従来セキュリティ対策のために使用していたアンチウイルスソフトウェアでは、社員数の増加に応じてライセンス管理面での負担が重くなるのが欠点だった。一方、パターンファイルの更新作業は社員に任せていたため、安全性に問題があったという。国内7拠点のすべてのPCを本社の管理部情報システム課で一元管理することが、物理的に難しいことも課題であった。

 プロテクションサービスはPCを追加しても200ライセンスまでライセンス数が増加しないため、1台ごとにライセンス料がかかっていた従来と比較して約20%コストを削減できたという。管理面では、管理画面でパターンファイルの更新状態が一元管理できるようになり、更新が滞っているPCにだけ更新を促せば済むようになった。パターンファイルは自動で更新され、更新時の動作も軽いため、業務の妨げにならないといった効果もあるとしている。

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