ISP向けの複数サーバ環境のコントロールパネルの開発プロジェクト「ispCP Omega」の正式版は、Webメール、ETP、Web DBM、仮想ホスティング環境などの機能を持つ。
オープンソースのホスティングコントロールパネルを開発するispCP Teamは2月26日、「ispCP Omega 1.0」の安定版を発表した。あらゆるWebホスティングのニーズに対応するとしている。
ispCP Omegaは、オープンソースの仮想ホスティングコントロールシステム「Virtual Hosting Control System(VHCS)」から分岐したプロジェクトで、ISP向けのマルチサーバ環境のコントロール/管理パネル開発を目指す。VHCSは現在、活動を停止しており、ispCP Omegaはマイグレーションパスを提供するという。
VHCSのコードを土台とし、Webメール、FTP、Web DBM、仮想ホスティング環境などの機能を持つ。信頼性、安定性、拡張性のあるコントロールパネルを提供するという。
ライセンスは、GPL(GNU General Public License)v2とMPL(Mozilla Public License)1.1のデュアルライセンス。MPLはVHSCプロジェクト部分に利用されており、コードの書き直しと統合が完了した後、GPLv2を一括採用する予定だ。
FreeBSD、NetBSD、OpenBSD、Mac OS X、Debian、SUSE、Gentoo、Fedora、Ubuntu、商用UNIX系OSなどに対応、プロジェクトのWebサイトからダウンロードできる。
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