ソフトクリームの売り上げ拡大へ、日世が営業情報の共有にSFA導入Excel管理から卒業

ソフトクリームメーカーの日世は、Excelで管理していた市場動向などの情報を営業担当者が共有する目的でSFA(営業支援)システムを導入した。

» 2009年04月08日 18時29分 公開
[ITmedia]

 ソフトクリームメーカーの日世(大阪府茨木市)は、このほど市場動向などの情報を営業担当者が共有するためにSFA(営業支援)システムの「eセールスマネージャー」を導入した。開発・販売元のソフトブレーンが発表した。

 同社では2002年から市場シェア拡大を目的にした「成長戦略会議」を立ち上げ、市場情報を利用するための手段を検討していた。同社では、営業担当者が日常業務で収集した人気商品の市場動向などに関する情報をExcelファイルで管理していた。しかし、ファイルが分散管理されていたため、集中管理して情報を共有するためのシステムを求めていた。

 導入したシステムでは、同社顧客の業態別(ホテル、レストラン、カラオケ店、ドライブインなど)に商品の売れ行きなどの情報を登録、閲覧、管理できるようにした。これにより営業担当者の業務内容を標準化し、市場シェアの把握、案件進捗、スケジュールの管理が効率化したという。また、既存の商品管理システムとも連携し、市場動向に応じた迅速な営業活動が可能になった。

 ユーザー部門の1つとなる第一営業部近畿・中部ブロック近畿圏事業所では、「現在は情報の精度向上が目標。訪問件数や顧客データなどの確実性を営業部の課題として取り組んでいる」と話す。生産部門でも消費者ニーズに応じた商品開発に役立てていくとしている。

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