Google Chrome、更新版で深刻度「高」の脆弱性を修正UXSS実行の恐れ

IEで悪意あるサイトを訪問すると、Chromeが自動的に起動してJavaScriptを実行する恐れのあるセキュリティの問題を修正した。

» 2009年04月24日 13時27分 公開
[ITmedia]

 米Googleは4月23日付で同社のWebブラウザ「Google Chrome」の更新版となる1.0.154.59をリリースし、深刻なセキュリティ問題を修正した。

 この問題の深刻度は「高」で、影響を受けるのは1.0.154.55以前のバージョン。特定の状況で、ユーザーの操作なしにユニバーサルクロススクリプティング(UXSS)を実行される恐れがあるという。

 Google Chromeをインストールしているユーザーが、Internet Explorer(IE)を使って攻撃者が管理しているWebサイトを訪れると、Chromeが起動し、攻撃者が選んだURLを複数のタブで開き、JavaScriptを読み込んで実行する。この攻撃は、Chromeを起動させていないときにのみ発生するという。

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