HDEが提供するメール配信基盤を利用し、三三が名刺情報とメール配信管理を連係させるサービスを開発した。
HDEは、企業向けメール配信基盤「HDE Mail Application Server #Delivery」を、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)ベンターやASP業者を対象にOEM供給すると発表した。名刺情報管理サービスなどをSaaSで提供する三三が、同基盤で新機能を提供した。
HDE Mail Application Server #Deliveryは、メール配信における安定性と高速化を重視したソフトウェア基盤製品。冗長化構成への対応やAPIを利用した機能開発ができるのが特徴で、行政や金融機関、大規模オンラインショッピングなどでの運用に適しているという。
三三は、名刺情報を基にしたSFA(営業支援)やCRM(顧客関係管理)の「Link Knowledge」サービスをSaaSで提供。HDE Mail Application Server #Deliveryを利用して、名刺所有者を送信元とした一斉メール配信や、配信履歴管理、不達や配信拒否などのステータス管理、スケジュールと連動したメール予約配信などの機能を開発。新サービスとして6月4日から開始した。開発期間は約2カ月。
HDEは、開発支援も含めて同基盤を提供していくという。
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