Microsoft、Bingのアダルト動画対策を強化SafeSearchをオフにしても安全

検索結果のプレビュー機能「Smart Motion Previews」で子供でも簡単にアダルト動画を閲覧できるという批判を受け、Microsoftがフィルタ機能を強化した。

» 2009年06月15日 09時31分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは6月12日、同社の新検索エンジンBingの検索結果からアダルトコンテンツを排除する機能を強化したことを発表した。Bingでは「Smart Motion Previews」により、動画の検索結果一覧に表示されたサムネイル上にマウスを置くだけで動画の一部を再生できるため、子供でも簡単にアダルトビデオを見られるとして批判を受けていた。

 Bingのコンテンツフィルタ機能「SafeSearch」のデフォルト設定は「Moderate」になっており、アダルトな動画や画像は表示されないが、この設定を「Off」にし、18歳以上かどうかの確認メッセージをクリアすればそうしたコンテンツを表示できるようになる。

 今回の機能強化ではまず、問題のある可能性を持つ動画や画像の検索結果を独立したドメイン「explicit.bing.net」経由で提供するようにした。これにより、Windows Vistaやサードパーティーが提供するペアレンタルコントロール機能でこのドメインをフィルタする設定にすれば、BingのSafeSearch設定をオフにしてもアダルト関連コンテンツは表示されなくなる。

 またアダルトコンテンツのクエリに「ソースURL」情報を返すことで、フィルタリング機能で遮断しているサイトの動画や画像を、Bingの検索結果でも表示しないようにした。

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