ClearwireのMVNO業者としてまずはポートランドでサービスを開始し、年内にアトランタ、シカゴ、フィラデルフィアでもサービスを立ち上げる。
米大手CATV業者のComcastは6月29日、米オレゴン州ポートランド市で同社初のWiMAXサービス「Comcast High-Speed 2go」を7月1日からスタートすると発表した。同社が出資しているWiMAX企業ClearwireのMVNO事業者となる。
データカードはWiMAXサービスのみに対応する「Comcast High-Speed 2go Metro」と、WiMAXとSprintの3G回線が利用できる「Comcast High-Speed 2go Nationwide」を用意。契約プランは、12Mbpsの家庭用インターネット接続、Wi-Fiルータ、Metroカードがパッケージになった「Fast Pack Metro」と、Metroカードの代わりにNationwideカードが含まれる「Fast Pack Nationwide」の2種類で、価格は月額で前者が49.99ドル、後者が69.99ドルとなっている。
同社は2009年中にアトランタ、シカゴ、フィラデルフィアでもWiMAXサービスを開始する予定。
米国では米Sprint Nextelが2008年9月にボルチモア市でWiMAXサービス「XOHM」を開始し、後に米ClearwireとともにWiMAXネットワーク構築企業Clearwireを設立、WiMAX事業を引き渡した。
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