楽天はシステム開発の子会社を統合する。プロジェクトの開発効率を引き上げるのが狙いだ。
楽天は8月7日、持分法適用関連会社のテクマトリックスに、連結子会社であるカサレアルの株式を譲渡すると発表した。楽天の保有分を含む全株式をテクマトリックスが持ち、カサレアルを完全子会社化する。
完全子会社化に伴い、楽天グループのシステム開発を統合管理する体制が整う。2社が個別に担当していたプロジェクトの開発効率を上げるのが狙い。
楽天は2001年5月、第三者割当増資により、システムの受託開発事業を展開するテクマトリックスの株式を取得した。その後テクマトリックスは、楽天市場などのシステム開発を担当してきた。現在楽天は同社の株式を31.4%保有している。
カサレアルは、オープンソースソフトウェア関連のシステム開発を手掛ける企業で、楽天グループの開発プロジェクトに参画していた。楽天は2007年5月に第三者割当増資により、カサレアルの株式を取得し、直近では78.3%の株式を保有している。
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