ウイルス対策ソフト「BitDefender」をかたり、システムを実行を阻止してしまうマルウェアが出現した。
ウイルス対策ソフトの「BitDefender Total Security 2009」をかたる偽ソフトが見つかったとして、国内販売元のサンブリッジソリューションズが8月27日、注意を呼び掛けた。
偽ソフトの「Trojan.FakeAv.QF」は、Webを閲覧した際にウイルス感染を通知するメッセージとともにインストールされるマルウェアを通じて感染してしまう。感染後はデスクトップのショートカットやスタートメニューに自身を追加するとともに、レジストリを変更する。
以後は、システム起動時にウイルススキャンを実行しているように装って新たなプロセスの実行を阻止し、偽の感染メッセージやファイアウォールが危険といったメッセージを表示し続けるという。
BitDefenderでは、Trojan.FakeAv.QFを検出、駆除できるようにしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.