紙で読むか、電子で読むか――2009年読書の秋オルタナブログ通信(2/4 ページ)

» 2009年11月06日 16時50分 公開
[森川拓男,ITmedia]

Windows 7発売!

 10月22日、Vistaに続くWindows 7が販売開始。吉川日出行氏「ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦」の行ってきますよ、アキバ恒例のWindows7発売深夜イベントへ!で紹介されているように、秋葉原などでは発売記念イベントが開催された。

 砂金信一郎氏「Azureの鼓動」の【Win7祭】噂の窓辺ななみは何者か?マイクロソフトは2次元に寛容になったのか。それとも…によると、Windows 7発売イベントは予想以上に盛り上がったという。確かに、店頭とは違った話題を見聞きすることも多かった。杉浦知子氏「ノベルティ ブログ」の【マイクロソフト】『7』がつくお煎餅や、佐川明美氏「佐川明美の「シアトルより愛を込めて」」のWindows 7 のエコバッグをゲット!といったノベルティもあったようだ。

 Windows 7のキャンペーンでは、ITmedia海外速報部・佐藤由紀子氏「海外速報部ログ」のアニメ1回分を買い取ってWindows 7キャンペーンというものも検討されたようだが、結局「ファミリー・ガイ」のWindows 7宣伝番組は取りやめにという事態になったという。宿敵ともいえるアップルも、Windows 7発売記念のApple CMというものをWindows 7発売にぶつけたが、効果のほどはいかに?

 佐々木康彦氏「平凡でもフルーツでもなく、、、」の「Windows7」デモ失敗、自分の場合はステージでの失敗が走馬燈のように蘇ってきて生きた心地がしなかった(汗によると、テレビ番組の生放送でWindows 7のデモを行おうとして失敗したという。意外な回避策が、砂金信一郎氏のWindows7のタッチ機能デモではまらない秘訣はACアダプタにありで解説されている。

 発売前に「触ってきた」という山口陽平氏「一般システムエンジニアの刻苦勉励」の感想が、デスクトップのWindowsをタッチで使うことに慣れることができるだろうかで書かれた。仮に筆者が触ったとしても同じ印象を持つかもしれない。

 同じようにイベントに参加して触れてきたリポートは、櫻吉清氏「少しでもパラノイアになってみる」のLenovoの"Microsoft Windows 7 搭載PC Touch & Try イベント"に行ってきましたでも紹介されている。さらに櫻吉清氏は、ThinkPad X61にWindows 7をインストールしてみたデスクトップPCにWindows 7をインストールしてみたビデオ周りが改善したVMWare Player 3.0にWindows 7をインストールしてみたと、さまざまなPCにインストールした様子をリポートしている。これからインストールしようと考えている人は参考にされるといいだろう。

 片貝孝夫氏「IT業界来し方行く末」の企業がWindows7を採用する大義名分は、消費電力30%削減にあり、か?では、エコが1つのキーポイントだと指摘。否定的なコメントも寄せられており、いろいろ考えさせられる。買い替えがエコなのか否かは、エコ家電などにもいえることだと感じる。

Twitterを使うとブログが書けなくなる?

 妹尾高史氏「抱き込め!ユーザー、巻き込め!デベロッパー」の密かにビジネスTwitterを始めてみた!(?)のように、これからTwitterを始める人も多いだろう。

 そんなユーザー増加の一端を担うのは、やはり既存メディアが取り上げることだ。方波見豊氏「破壊的イノベーションでキャズム越え」の間もなく(2009/10/16 21:00〜)、NHKニュースウォッチ9にてtwitter特集が放映される(ハズ)で紹介されたように、NHKでTwitter特集が放送された。林雅之氏「『ビジネス2.0』の視点」のメモ:NHKのTwitter特集でもまとめられている。この放送がTwitterの今後にどのような影響を与えていくのか、注目したい。

 川上暁生氏「ITコンシェルジュの Try ! & Error ?」はTwitter さえずり か つぶやき か。そんなことはどうでもいい!!と書いた。確かに、どちらでもいいだろう。しかし“つぶやき”に慣れてしまった筆者には、“さえずり”では違和感がある。

 そうこうしている間に、小林啓倫氏「シロクマ日報」の「つぶやき」か「ツイート」か?で紹介されたように、公式には“つぶやき”から“ツイート”となった。先のエントリーで川上暁生氏が書いたようにTwitterは「新しい言葉」なのだから、“ツイート”という言葉に統一した方がいいのだろう。

 Twitterが広まり、「Twitter本」が続々と発売されている。

ブロガー ブログ Twitter本情報
オルタナティブ・ブログ運営事務局 事務局だより ブロガー執筆書籍紹介 仕事で使える!「Twitter」超入門
ブロガー執筆書籍紹介 Twitter マーケティング 消費者との絆が深まるつぶやきのルール
小川浩氏 Speed Feed Twitter関連本勢揃い。
小林啓倫氏 シロクマ日報 【書評】『Twitterマーケティング』
【書評】Twitter本としての『サイバービア』

 Twitterのビジネス利用は増えていくはずだが懸念もあると、山口陽平氏はtwitterのビジネス利用に関する10の懸念で記している。

 最近は発表会などをTwitterで中継することを推奨するケースも出てきているが、それが裏目に出たのが、村上福之氏「村上福之の「ネットとケータイと俺様」」で取り上げられたauの新機種発表会だった。

 斉藤徹氏「ソーシャルメディア。マーケティングにどう活用するか?」の【速報】 昨日の「#au2009プチ炎上」に見る企業Twitterの課題と提言や、坂本英樹氏のauのTwitter マーケティングで得た5つの教訓と応援、岩永慎一氏「THE SHOW MUST GO ON」のauの記者会見Twitter中継にみる、Twitterをマーケティングコミュニケーションに活用しよう論の難しさでも考察されている。これからTwitterを通じたマーケティングをしていこうという企業が増えていくと思うが、「流行だから」と安易に始めるのは危険なのだ。

 企業のTwitter利用に関しては、フォロー返しの是非も問われるところかもしれない。斉藤徹氏の【成功事例に学ぼう】企業Twitterアカウントはフォロー返しをするべきか?は、なかなか参考になるエントリーだった。

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