日本オラクル、タレントマネジメント機能を追加したPeopleSoftの最新版を提供へ

日本オラクルは業務アプリケーションの最新版として「PeopleSoft Enterprise 9.1」を提供すると発表した。

» 2009年12月15日 19時49分 公開
[ITmedia]

 日本オラクルは12月14日、業務アプリケーションの最新版として「PeopleSoft Enterprise 9.1」を提供すると発表した。1350の新機能を追加。2010年1月の人材管理機能を皮切りに、CRM(顧客関係管理)、財務会計、SCM(サプライチェーンマネジメント)の各アプリケーションを2、3月をめどに出荷する。

 新製品の特徴は、人事管理モジュールの「PeopleSoft Enterprise 9.1 Human Capital Management」において、人材の役割をより明確化させて教育に生かす「タレントマネジメント」の機能を追加していること。人材ごとに過去の評価、研修の受講実績、経験、希望などを一体として管理できるのが特徴。例えば人事部が利用すれば、特定のプロジェクトなどで、各業務の遂行に最適な人材を見つけやすくなる。

 通常の人事管理では、プロジェクトごとの評価や本人の希望といった複数の要因をつなげて管理していないことが多く、プロジェクトに最適な人選などがしにくいという。長期的な視野に立った後任計画なども、人材の適正などを合理的に図れるようになる。

 新製品の参考価格は、100ユーザー時に201万円から。

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