任天堂の特許侵害を認め、損害賠償の支払いを命じた一審判決が覆された。
任天堂が米企業から特許侵害で訴えられていた訴訟で、任天堂は特許を侵害していないとする判決が下された。
米連邦控訴裁は4月13日、原告Anascapeの主張を退け、任天堂の特許侵害を認めた地裁判決を覆した。
Anascapeは、WiiおよびGAMECUBEのコントローラーが同社の特許を侵害しているとして訴訟を起こした。米連邦地裁は2008年に、侵害があったとする陪審評決を下し、任天堂に侵害製品の販売停止と2100万ドルの損害賠償の支払いを命じた。
任天堂米国法人は声明で「今日の判決で任天堂のコントローラーが特許を侵害していないことが確認された。当社の主張が認められたことをうれしく思う」と語っている。
AnascapeはMicrosoftにも同様の訴訟を起こしていたが、2008年に和解している。
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