Twitterに出回る「無料iPad」「IKEAギフト」の宣伝に注意

「Apple iPadがタダでもらえる」という宣伝につられてフォローするとだまされてしまう。

» 2010年04月20日 11時28分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業の米McAfeeは、TwitterやFacebookで出回っている懸賞やキャンペーンの宣伝に注意するようユーザーに注意を呼び掛けた。「Apple iPadがタダでもらえる」「1000ドル分のIKEAギフトカードを無料でゲット」などと称しているが、「すべてインチキだ」(同社)と指摘する。

 同社の研究者がこれらのキャンペーンを10件ほどTwitterでフォローしたところ、ユーザーを同じWebサイトに誘導していた。このサイトではiPadやギフトカードに触れず、「参加のためだ」と称してアカウント登録を促して、「預かり金」を払うように仕向ける。登録後は悪質なギャンブルサイトに誘導し、ユーザーに賭け金を払わせてゲームへ参加させようとする。

悪質広告の一例(McAfeeより)

 McAfeeによれば、この手のキャンペーンはユーザーの氏名、住所、メールアドレスを収集し、さらなるスパムメールの送信に悪用することが目的だという。IKEAのギフトカードがもらえるとする詐欺では、4月12日にFacebookのユーザー約4万人がだまされ、3月にも7万人がだまされたという。

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