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» 2010年11月09日 21時05分 UPDATE

皆藤愛子さんがキャラクターに:弥生、ソーシャル機能を強化した「弥生11シリーズ」を発表

弥生は無償で利用できるソーシャル機能を備えた弥生11シリーズを12月3日に発売する。機能の実装については、マイクロソフトとの協業の成果も見られるようだ。

[石森将文,ITmedia]
okamoto.jpg 青色申告と給与計算については、イメージキャラクターとして皆藤愛子さんを起用。「“パケ買い”もあるのではないか」とご満悦の弥生岡本社長

 弥生は11月9日、中小企業向け業務パッケージの新版「弥生11シリーズ」を発表した。12月3日から販売を開始する。

 今回更新されるのは、「弥生会計11」「弥生販売11」「弥生給与11」「やよいの青色申告11」「やよいの給与計算11」となる(発売されて間もない「弥生顧客」については、10版を継続販売する)。会計と青色申告について従来から搭載していた仕訳アドバイザーだが、今回それをWeb化し、2011年2月をめどに、一般に広く公開する。その結果、ユーザー自身が仕訳例を投稿したり、仕訳に関する質問とその回答をアップできるようになる。

 弥生の岡本浩一郎代表取締役社長は「従来、ベンダーとユーザーの間には“情報の非対称性”という問題があった。それは、ベンダーが情報を独占することで、ユーザーを支配し、囲い込むという状況だ。弥生はそうならないよう、ユーザー視点で“かんたん、やさしい、あんしん”を心掛けてきたが、これからは弥生の価値の源泉として“共有”を重視する。仕訳アドバイザーのソーシャル化はその一環だ」と話す。

 もちろんソーシャル化にはリスクもある。正確性が求められる仕訳について、誤った情報が投稿されかねないからだ。岡本社長は「正直なところ、社内でもかなり議論された。だが“まずは実施してみよう”と決断したということだ。誤った情報の投稿については、弥生のスタッフが巡回したり、弥生PAP(弥生による会計事務所のネットワーク)の協力を仰ぎチェックしたりすることで、正確性を担保したい」とする。

 仕訳アドバイザーは、他社製品のユーザーでも(あるいは業務ソフトを導入していない企業でも)無償で利用できるが、弥生ユーザーであれば、検索した仕訳例を振替伝票に転記できる。また、青色申告決算書や所得税確定申告書の提出用紙に、直接入力できるようインタフェースを改善した。いわゆるWYSWYG環境で書類を作成できるため、未入力個所があった場合に設定項目まで戻る必要はない。未入力や要修正の部分は色分けして表示されるため、初めて青色申告を行うような個人事業主もとまどうことなく作成できるという。

 今回、仕訳アドバイザーはMicrosoft Silverlightを、申告のWYSWYG化についてはWindows Presentation Foundationをバックグラウンドの技術として採用した。2010年3月に発表したマイクロソフトとの協業の成果と考えられる。なお2010年中にβ版を公開し、2011年半ばにはサービスインするとされている「弥生SaaS」については、「開発に遅れはあるものの、ロードマップに変更はない」(岡本社長)とした。

 価格は、弥生会計11、弥生販売11ともに税込み4万2000円から(いずれもスタンダードエディション)。そのほかの製品ラインアップはこちら

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