NTTデータらグループ4社は、国内および海外のデータセンターを利用したSAP ERP専用のホスティングサービスを開始した。
NTTデータとJSOL、NTTデータ・ソルフィス、NTTデータ・ウェーブは8月24日、SAP ERP専用のホスティングサービス「INERPIA/イナーピア SAPホスティング」の提供を開始した。中堅・大企業での利用を見込む。
同サービスは、SAP ERPシステムの運用に必要なコンピューティングリソースを提供。ユーザー企業では自社保有のリソースで運用する場合に比べてコストを削減しつつ、災害時などには事業継続性の強化を図ることができる。サービスを提供するデータセンターは、国内外のNTTデータグループの施設を使用する。
NTTデータによれば、SAP ERPのユーザー企業では近年の景気低迷の影響を受けて、ITの運用コストを削減しながら、同時に大規模災害や計画停電などにおける事業継続性も強化しなければならないという課題を抱えている。このため運用に必要な部分をクラウド化することで、コストを抑えながらこうした課題に対処できるという。
各社では今後もシステムインテグレーションやソフトウェア、AMOなど分野でも「INERPIA/イナーピア」によるサービスを拡充するとしている。
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