Samsung、HPのPC事業買収のうわさを否定

Samsungが、HPがスピンアウトを含む再編を検討しているPC部門を買い取るといううわさを公式に否定した。

» 2011年08月25日 10時53分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 韓国のSamsung Electronicsは8月24日(現地時間)、同社が米Hewlett-Packard(HP)のPC部門を買収するといううわさを公式ブログで否定した。

 「SamsungのPC事業に関する最近のうわさについて」と題したわずか2文のこのブログには「SamsungがHPのパーソナルコンピュータ事業を買い取るという最近のうわさは真実ではない。われわれはこの声明によって、起こり得る混乱を静められることを望む」とある。

 HPが18日に、PCおよびwebOS端末を扱うPersonal Systems Group(PSG)のスピンオフを含む再編の可能性を検討していると発表した後、多くのメディアが同部門の身売り先についての推測記事を掲載し、Samsungもその有力候補として挙げられていた。

 HPは世界PC市場のシェアで長く首位の座にある。一方、Samsungは薄型Netbook「Series 9」や米GoogleのChrome OS搭載のChromebook「Series 5」などのPCを販売しているが、世界PC市場のランキングでは5位までに入っていない。

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