ソンダーガード氏が発表した4大トレンドを具体的に示すものとして、バイスプレジデント兼最上級アナリストのカール・クランチ氏が2012年に注目すべき10大技術を発表。「ムーアの法則」や「メトカーフの法則」といった経験則が示す変化が、10大技術によって実際に起こりつつあると解説した。
コンピュータの多様化や小型化、低価格化によって、これまでITに触れる機会が少なかった人々にもコンピューティング能力が提供されるようになる。企業としては、この変化に対応してビジネスにつなげていくことが肝心だという。
また同氏は10大技術を、「人」「ビジネス」「IT部門」の3つでの視点でとらえることが重要とも述べた。例えば、無数のモバイル端末からソーシャルサービスを通じてユーザーの“ふるまい”情報を集め、その活用を考える場合に、情報をどのような視点でどのように分析するか、また、膨大な情報をどのように管理し、取り扱っていくべきかが課題になるという。
「従来、企業のデータはデータセンターのような場所に限られていたが、今後は多数のセンサーから発信される膨大な量の情報をあらゆるシーンで利用するようになる。ビジネスでの価値創造につなげられるようにしなけれればならない」(クランチ氏)と提起している。
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