「Apture Highlights」は、Webページ上の単語を選択すると、その場で関連情報がポップアップウィンドウで表示される技術。Webオーナー向けと主要Webブラウザ向けプラグインが提供されている。
米Googleは、ポップアップ式の検索ユーティリティを手掛ける米Aptureを買収した。Aptureが11月10日(現地時間)、公式サイトで明らかにした。買収総額などの詳細は公表されていない。
Aptureは2007年創業の、サンフランシスコに拠点を置く非公開企業。Webページ上の単語を選択すると、その単語に関する情報をページから移動せずにポップアップウィンドウで表示するWebブラウザ向け拡張機能「Apture Highlights」を提供する。Google Chrome、米MicrosoftのInternet Explorer(IE)、米AppleのSafari、MozillaのFirefox版がある。また、Webパブリッシャーが機能としてWebサイトに組み込める版もあり、Hearst、Reader's Digest、Financial Timesなど多数のパブリッシャーが採用しているという。
同社によると、Webサイトのアウトバウンド(訪問者がサイトから離脱すること)トラフィックの約30%は検索が目的という。Apture Highlightsでサイト内で情報を提供することで、訪問者の滞在時間を延ばせるとしている。
買収完了後、Aptureの約10人の従業員はChromeチームに加わるという。
米TechCrunghによると、Googleは向こう数カ月のうちにAptureの拡張機能とWebサイトに提供している機能を終了すると語った。
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