2011年の国内ソフトウェア市場規模は0.5%減、震災の影響は軽微

IDC Japanは国内ソフトウェア市場に関する調査結果をアップデートした。2011年5月に発表した予測を上方修正している。

» 2012年01月10日 11時35分 公開
[ITmedia]

 IDC Japanは1月10日、国内ソフトウェア市場の2010年分析と2011年〜2015年の予測に関する調査の最新結果を発表した。2011年の市場規模について、同年5月に発表した前年比8.1%減との予測を0.5%減に上方修正し、2兆1235億800万円としている。

 2010年は前年比5.4%増の2兆1337億2300万円で、金融危機などの影響から大幅な落ち込みがあった2009年から回復がみられた。2011年は東日本大震災や円高、タイでの洪水被害などの影響でマイナス成長が見込まれるが、BCP対策のためのソフトウェア支出や、複雑化するグローバル対応を見据えたソフトウェア支出が市場を牽引し、マイナス幅は前回発表よりも小さくなるとした。

 同社は、2010年〜2015年の国内ソフトウェア市場の年平均成長率を2.5%、2015年の市場規模を2兆4168億9700万円と予測。また、国内ソフトウェア市場のピークは2008年の2兆2572億8000万円で、同社は2013年にこれを超えるとみている。

国内ソフトウェア市場予測 2010〜2015年(出典:IDC Japan)

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