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» 2012年01月12日 07時51分 UPDATE

Googleが不正広告の配信で利益――BBC報道

「他者の過ちや不正から得たこのような利益は放棄すべきなのか」とセキュリティ企業が問題を提起している。

[鈴木聖子,ITmedia]

 米Googleが法律で禁止されている五輪チケット転売などの不正な広告配信を通じて利益を得ていたことが、英BBCの報道で発覚した。セキュリティ企業のSophosがブログで伝えた。

 それによると、Googleの広告配信システム「AdWords」を通じて、身分証明書やパスポートの偽造サービス、大麻販売、2012年ロンドン五輪チケットの不正転売サイトなどを宣伝する広告が配信されていたことがBBCの調査報道で発覚。Googleは問題を指摘されてこうした広告をAdWordsから締め出す措置を取った。しかし、それまでの間にこうした不正な広告から得た売り上げを計上していたことを認めたという。

 五輪チケット不正転売サイトの広告については、ロンドン警視庁がGoogleに対して削除を求めたにもかかわらず、その後もスポンサーリンクの上位に表示され続け、「BBCに指摘されてようやく削除された」とBBCは報じている。

 不正広告の問題をめぐってSophosは2011年12月に、WebサイトのURLを入力する際のタイプミスに付け込む「タイポ乗っ取り」の実態を調べた調査の中で、こうした乗っ取りサイトの多くがGoogle傘下の広告配信企業DoubleClickのサービスを利用していることが分かったと伝えていた。

 同社の研究者は今回のBBCの報道やこうした実態調査を引き合いに、「Googleがインターネットを使った不正でだまされた人から利益を上げているのは明らか。他者の過ちや不正から得たこのような利益は放棄すべきなのか」と問題を提起している。

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