電話回線・IP網に対応するIP-PBX「NETTOWER CX-01」を日立製作所が発表。Android端末で社内外から内線通話を利用できるようにした。
日立製作所は1月19日、大中規模向けIP-PBX(機内交換機)「NETTOWER CX-01」を2月1日に発売すると発表した。
CX-01は、電話回線への接続を中心とした「NETTOWER CX9000IP」とフルIP対応の「IPTOWER-SPシリーズ」を統合・刷新した“ハイブリッド型”のPBX。スマートフォンを利用した内線通話やビデオ会議などをサポートする一方、停電時などに備えて従来型の電話回線も利用できるようにしたという。
スマートフォン向け機能として、Androidアプリ「スマートフォン用内線アプリケーション」をオプションで提供する。同アプリを使えば、社内外から無線LAN/3Gパケット通信で内線通話を利用できる。さらに、電話帳アプリ「FMC用電話帳アプリケーション」(オプション)も用意。同アプリを使えば、Android端末から全社員の電話帳閲覧や在席確認、電話帳からの発信などをできるようになる。端末本体に電話帳データを保存する必要がなくなるため、紛失時のリスク軽減にもつながるとしている。
また、従来製品(CX9000IP タイプM1 1024ポート)と比べて筺体体積を25%削減したほか、消費電力を約40%削減したという。
「NETTOWER CX-01 タイプS」「NETTOWER CX-01 タイプL」の2タイプをラインアップする。最大収容内線数はタイプSが1024、タイプLが1万6384。価格はタイプSが152万2500円、タイプLが210万円(ともに税込)。3月1日に出荷を開始する。
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