日立コミュニケーションテクノロジーは、固定IP回線やPHS、WiFiに対応したIP-PBX「NETTOWER MX900IP」を発売した。
日立コミュニケーションテクノロジーは5月8日、IP-PBXの新製品「NETTOWER MX900IP」を発売した。従来の電話回線やIP網、PHS網に対応し、固定および無線の通話システムを構築できる。
新製品は、IP電話機やアナログ/デジタル電話機、PHS端末などに対応し、各種電話機とPCとの連携もできるようにした。例えばPCにインストールしたソフトフォンからの通話発信やアプリケーションの共有、Webカメラを使用した簡易型テレビ電話などを利用できるという。また、NTT東西の「ひかり電話オフィスタイプ」にも対応した。
同社では、NETTOWER MX900IPと連携するPHS回線対応卓上電話機「PHS-30DA」と、無線LANアクセスポイント「NR1000シリーズ」も同時に発売。
これにより、ウィルコムが提供する定額制内線通話サービス「W-VPN」や、NTTドコモやKDDIが提供する無線LAN/携帯電話デュアル端末を用いたモバイル内線システムを構築できるようになり、社内外での円滑なコミュニケーション環境や通話コストの削減が可能になるという。
参考価格は、アナログ局線10回線とINS64局線2回線、アナログ内線4台、多機能電話機20台、PHS接続装置6台などの構成で300万円。5月20日から出荷する。
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