7000人の教職員が利用するクラウド環境を構築 広島市教育委員会

広島市教育委員会はグループウェアや校務支援サービスなどをクラウドで利用できるようになった。

» 2012年03月05日 14時50分 公開
[ITmedia]

 広島市教育委員会はプライベートクラウド基盤を構築し、グループウェアや校務支援サービスをネットワーク経由で利用できるようにした。システムを提供したNECが3月5日に発表した。

 このたび広島市教育委員会は、市内の各学校に設置されていた206台の管理系サーバを廃止し、グループウェアや、児童や生徒の情報管理、成績管理、文書管理といった校務支援サービスをネットワークを通じて利用できるクラウド環境を構築した。約7000人の教職員が利用する。運用、管理については、NECが新たに専用のサービスデスクを設けることで、学校現場での負担を軽減し、情報化に対してセキュアな運用を実現できるようになった。

 広島市教育委員会では、教育委員用端末の導入により、これまで紙で記録・管理していた文書の電子化が進んだが、個別のデータ管理などが教職員の負担となっていた。

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