NTT Com、横浜市教育委員会にクラウドサービスを提供導入事例

横浜市教育委員会の校務支援システムの基盤に、NTTコミュニケーションズのクラウドサービスが採用された。

» 2011年12月22日 15時48分 公開
[ITmedia]

 NTTコミュニケーションズは12月22日、横浜市教育委員会が構築する市立小学校向けの校務支援システムの基盤に同社のクラウドサービスが採用されたと発表した。校務システムとしては国内最大規模になるという。

 今回のシステムは、市立小学校344校の約1万人の教職員が利用するもので、2011年度中に提供を開始する。システムには最大で約19万人の児童の情報が格納される。システムを個別に構築する場合と比べてサービス提供までの期間を40%程度短縮できることや、成績処理などが集中する学期末に、柔軟にリソースを変更してサービスの安定化を図れることなどを理由にクラウド環境が採用されてとしている。

 また児童の情報には成績など重要な個人情報が含まれるため、横浜市の教育情報ネットワーク「Y・Y NET」とNTTコミュニケーションズのデータセンターを認証連携が可能な形で専用回線によって接続。校務システム管理者の操作ログの取得、権限統制、不正操作対策などのセキュリティ対策を実施する。

システム概要

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