京大、教育用コンピュータシステムの刷新で消費電力を60%削減

約1400台の演習室端末をシンクライアントベースで一新した。

» 2012年03月14日 15時10分 公開
[ITmedia]

 京都大学が、約1400台の演習室端末をシンクライアントとして利用する「教育用コンピュータシステム」を構築した。これを支援したNECが3月14日に発表した。サーバの台数を半減させ、低消費電力の小型ワークステーション端末を採用することで消費電力を60%削減しているという。

 新システムではサーバに「Express5800/ECO CENTER」、端末に「Express5800/51Mb-S」を導入。仮想化技術でサーバの台数を半分にした。低消費電力の端末や電源制御装置の導入で、遊休時を含む消費電力の節約を実現した。

 またシステムでは多言語対応OSを採用して、留学生が使いやすいようにした。シトリックスのXenDesktopも採用し、学生が学外からデスクトップ環境を利用できるようしている。システムを管理するサーバは6台という規模で、管理者がシステム状態の把握や保守、メンテンス作業を一元的に行えるという。

京都大学のマルチメディア演習室

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