インテルと帝京大、医療業務の効率化に向けたICT活用システムを導入

コンティニュア対応機器とUltrabookを活用して、外来患者の問診や治験管理などの業務を効率化する仕組みを帝京大医学部付属病院に導入する。

» 2012年03月30日 15時43分 公開
[ITmedia]

 インテルと帝京大学は3月30日、外来患者の初診問診や治験管理などの業務を効率化するためのシステムを帝京大学医学部付属病院に評価導入すると発表した。

 このシステムではコンティニュア対応機器(健康機器や医療機器のデジタル化促進団体「コンティニュアヘルスアライアンス」の認可製品)とUltrabookを活用。外来受診患者の初診問診では問診票記入に代わってUltrabookやタブレット端末を利用し、問診情報を問診システムに自動転送できるようにする。またコンティニュア対応機器で測定した血圧などのバイタルデータも自動的に問診システムや電子カルテに反映されるようにする。治験患者の管理では患者情報をUltrabookなどの端末に入力するだけで治験システムに反映させる。

 インテルによれば、従来はこうした情報を紙に記入してシステムに手作業で入力した。システム導入でこうした作業の効率性への効果、また、転記忘れといったミスの軽減などへの効果を検証することにしている。併せて、その他の診療科におけるICT採用の検討にも役立てていくという。

関連キーワード

Intel | 医療 | Ultrabook


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ