大量のWebログを分析するシステム、日立製作所が発売へ

日立製作所はWebアクセス解析に必要なプログラムやソフトウェアとサーバをセットにしたシステムを発売する。

» 2012年05月07日 16時58分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は5月7日、大量のWebアクセスログデータを分析するためのシステム製品「かんたんHadoopソリューション for ログ解析(QlikView & JP1)」を9日に発売すると発表した。価格は907万4100円から。

 新製品は、同社のブレードサーバ「HA8000-bd/BD10」、クリックテック・ジャパンのインメモリ型ビジネス分析ソフト「QlikView」、並列分散処理ソフトの「Hadoop」、OSのRed Hat Enterprise Linux 6.1、運用管理ソフト群「JP1」などをセットにしたもの。

解析に必要なソフトをセットにした「HA8000-bd/BD10」

 大量のWebアクセスログのデータはHadoopで集約処理し、処理したデータをQlikViewで解析して、多様なグラフで確認できるようになる。データ処理作業の管理などはJP1で行う。各ソフトウェアをサーバにインストールして初期設定を行った上で出荷するため、ユーザーが導入後に行う作業の一部が省略される。

 またHadoopのサンプルプログラムを付属しており、Webサーバ用ソフト「Apache」のログファイルであれば、サンプルプログラムをそのまま使ってすぐに分析作業を始められるという。同社は製品本体のほか、システム構築などのサービスも提供する。

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