連絡不能開発者、公表してもコンタクトが難しい状況に

IPAとJPCERT/CCは脆弱性対応などで連絡がつかない開発者情報を公開。前四半期に公開した8件について、進展がないことから追加情報を公開した。

» 2012年06月22日 16時49分 公開
[ITmedia]

 情報処理推進機構(IPA)とJPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月22日、2012年第2四半期の「連絡不能開発者一覧」を公開した。

 連絡不能開発者とは、IPAやJPCERT/CCが脆弱性情報などの届け出を受け付けたソフトウェア製品について、一定期間にわたり連絡を試みても連絡が取れないでいる製品開発者のこと。IPAやJPCERT/CCは2011年9月から四半期ごとに公表しており、公表から約3カ月が経ってもコンタクトできない場合は、製品名やバージョンなどの製品情報を追加公開して、関係者からの連絡を募っている。

 2012年第2四半期は、連絡不能開発者が2件増の計111件、製品情報を含んだ連絡不能開発者は8件増の96件になった。この8件は前四半期に連絡不能開発者として公表されたが、公表後も連絡が取れないことから製品情報も公表された。

 なお、公表によって連絡が取れた開発者は1件増の計13件となった。

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