ビジネスプロセスの管理と大量データから重要なビジネスイベントの発見を可能にするという。
レッドハットは7月18日、ビジネスルール管理ソフトウェアの最新版「JBoss Enterprise BRMS5.3」を発売した。大量データのパターンマッチングから必要なビジネスアクションを発見する「複合イベント処理」機能を新たに搭載する。
BRMS5.3ではビジネスプロセス管理の標準となる「BPMN2.0」に対応したビジネスプロセス管理エンジンの「jBPM5」を搭載。ワークフローを含む標準化されたビジネスプロセスモデルを利用することで、ビジネスルールの簡素化や最適化が可能になるという。
また複合イベント処理機能を活用することで、大量データの中からビジネスに関連する兆候などのイベント情報をリアルタイムに発見でき、迅速な対応が取れるようになるとしている。BPMN2.0の表記に対応したBPMのビジネスプロセスモデルの作成やディシジョンテーブルの作成、作成したビジネスルールの検証などがWebブラウザできるようにもなった。
製品価格は16コア当たり312万円(税別)から。先行導入した北陸コカ・コーラボトリングでは顧客管理システムにこれを適用して、投資コストを3割削減したという。
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