ファルコンストア、システム復旧自動化ツールの新版をリリース

最新版の「RecoverTrac」では物理・仮想を問わずシステムを短時間で復旧できる機能を搭載する。

» 2012年08月22日 15時02分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 ファルコンストア・ジャパンは8月22日、システム復旧自動化ツールの最新版「RecoverTrac 2.5」の提供を開始した。同ツールは「FalconStor CDP」および「FalconStor NSS」に同梱されるもので、ユーザーおよび新規購入者は同日から最新版を利用できる。

 RecoverTracは、ミッションクリティカルなシステムやデータのリカバリ作業を自動化するもの。物理サーバや仮想サーバが混在する環境に対応し、ローカルサイトやリモートサイトへのシステムの復旧を容易な操作で行えるのが特徴という。

 最新版ではVMwareのESXi 5.1やHA環境における一括定義・仮想復旧をサポート。管理コンソール上でVMwareおよびMicrosoft Hyper-Vの構成や変更の管理をできるようにしたほか、Active directoryサーバの環境を自動復旧が可能になった。また異なるベンダーの物理サーバ間やVMwareおよびMicrosoft Hyper-Vの仮想サーバ間、物理サーバと仮想サーバ間で、自由にシステムを復旧させることができるコンバート機能も追加した。

 同社取締役 技術本部長の森本雅之氏は、RecoverTrac 2.5について「復旧ではデータだけでなくサービスもきちんとした形で戻すことが重要。IT管理者が複雑な操作をしなくてもあらゆる環境へシステムをすぐに復旧させられる、『Anywhere 2 Anywhere Recovery』を目指した」と説明している。

ディザスタリカバリサイトに復旧する場合(左)とローカルサイトで復旧する際の動作イメージ

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